INGMコラム

医療危機管理

客観的評価項目について

こんにちは。本日が2月2日です。

毎年思うことですが、1/12ヵ月が終わり、早く感じます。

 

 

さて、本日のテーマの客観的評価項目についてです。

客観的評価項目とは、誰が見ても同じ評価になる項目です。

 

例えば、遅刻・早退・欠勤などがこれに当たります。

 

中には、資格(国家資格・民間資格)の取得も評価項目に入れている

クリニックもあります。

 

資格を項目に入れることは、スキルアップに繋がることになります。

ただし、あまり意味のない資格を項目に取り入れるのは控える必要があります。

 

なぜなら、本来の評価制度とは、スタッフの成長がクリニックの成長に

とれだけ貢献したかをみるツールです。

 

 

あまりにも個人的な要素の強い客観的評価項目では、クリニックの成長まで

結びつけることは難しく思えます。

 

 

そのことを考えると、クリニックの成長に必要な資格内容の設定が必要です。

 

例えば、開業1年目の場合であれば、接客やマナーなどに力を入れていきたと

クリニックの方向性が定まっているのであれば、秘書検定や接遇検定などを

客観的評価項目の資格取得に入れても良いと思います。

 

ただし、このクリニックが開業から4年経ってスタッフも多くなり

スタッフのスキルも上がり秘書検定や接遇検定を持つ者が増えた場合

次のステージに進まなくては、クリニックの成長には繋がりません。

 

つまり、客観的評価項目はクリニックの成長ともに内容も変えていく必要があります。

 

このようなことに注目しながら客観的評価項目を構築すると良いものが作れると思います。

 

 

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2015/02/02   ingm

定期的な改装は必要

歯科医院も動物病院も客観的に見ると医療機関という枠に見られがちですが

近年、サービス業としての位置づけが高まってきました。

 

一般的なお店の口コミサイトを見ても内装の清潔感という評価項目が

目につきます。

 

例えば、すごく美味しいラーメン店の内装がボロボロであった場合

皆さんは行きますか?美味いから行くという意見もあれば

美味しいけど、汚いからね・・・という意見もあるかもしれません。

※最近ではそんな店は少ないと思いますが。。。

 

 

では、医療機関で例に挙がったラーメン店のような状況だったどうでしょうか?

まず、前提として患者さんがドクターの診療または治療に対して上手い、下手などの

判断ができるか非常に不透明だということです。

 

だとするならば、病院の印象や信頼性はどこから生まれるのか?

第一に患者さんと向き合うドクターやスタッフの姿勢が挙がってくると思います。

 

第二に病院の内装が挙がってきます。

競争率が高まっている歯科と獣医業界では、他院との差別化が重要です。

 

当然、医療技術での差別化も重要ですが、医療機関が汚かったり、古びたりした

病院には、患者さんは集まりにくいです。

 

サービス業界では、2年周期で改装するのが一般的です。

改装といっても、大きな改装ではなく、細かい部分を含めてます。

 

そういった部分に気を遣うことが差別化に繋がるだと思います。

 

 

 

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2015/01/29   ingm

クリニックの福利厚生

2015年が始まりました!

歯科も獣医も、そろそろ国家試験の時期に入ってきました。

 

さて、歯科も獣医も共通点があります。

それは、多くの方が実務を経験すると将来開業を目指すということです。

 

さて、なぜ開業医を目指すのでしょうか?!

ここには大きく分けると2つの理由がありそうです。

 

1つ目は、もともと開業するのを目標にしていたから。

2つ目は、開業しないと将来が不安だから。

 

さぁ、2つ目の理由に挙がった「開業しないと将来が不安」の意味

分かりますか??

 

給与面や社会保険面、体力的な面などの不安がここに含まれてます。

もちろん、この意見は勤務医側の意見であって、経営者からしてみれば

様々な意見があると思います。

 

 

ただ、業界として競争が激化している状況で勤務医の入れ替わりが

頻繁にあるところは、経営的に厳しい環境へ入ってしまう可能性が高いです。

 

これらを防ぐ為にも、クリニックの福利厚生制度を一度見直すのも良いと思います。

いきなり、お金を掛けて新しい制度を導入するのではなく

 

基本に戻って、医療法人や株式会社であれば当然社会保険への加入が

義務付けられていますので、しっかりと加入させているかどうか。

 

 

有給休暇を取れるようにしているかどうか。

確かに有給は、クリニック規模の運営だと取りにくい環境ではありますが

計画的付与制度を導入することも視野に入れれば少しは改善される

と思われます。

 

 

資金的にも人為的にも次へのステップに進めれるようであれば

住宅手当や退職金、401kなど、独自の福利厚生を検討しても良いと思います。

 

 

ここでうまくマッチすることにより、勤務医としての不安は解消されますし

自然と勤務医が残る。または人材が集まるクリニックへと飛躍されるのだと思います。

 

 

是非、福利厚生を含め人事制度などを改めて振り返り2015年の良いスタートに

なればと思います。

 

2015年も宜しくお願い致します。

 

 

 

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2015/01/27   ingm
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