新規開業と消費税
前回お話させて頂きましたように、現状の法律では
2017年4月より消費税10%の予定です。
消費税10%は、新規開業を検討している先生方にも大きな影響を与えます。
例えば・・・
①不動産取得 賃貸でも購入でも消費税が掛かります。
※土地購入の場合は消費税が掛かりません。
②機器類購入 機械を揃えるために購入すると消費税が掛かります。
③消費税納税 開業後の売上が一定上がれば消費税が掛かります。
※新規開業の場合は、条件により免除される制度があります。
大きく分けて、この3つが消費税が上がることにより影響を及ぼすであろう範囲です。
では、新規開業する場合は今年中の方が良いのか。
法律上のスケジュールで言えば、今年中に開業した方が余分な費用は掛からないことは
お分かりになると思います。
ただ、直ぐに開業できれば楽なことはありません。
開業するには諸々の調査は欠かせません。
今後、新規開業を考えている場合、内部環境と外部環境を把握する必要があります。
<内部環境>
今年中に開業できるのか。
開業前後の資金おようび事業計画ができているか。
必要な機器類などのリストとおおよその予算を把握しているか。
<外部環境>
消費税がいつ上がるのか。
10年物国債や金利がどのくらいなのか。
助成金や補助金など当てはまる内容のものがあるか。
このようなことを考えながら進めれば
たとえ、消費税10%に上がっても慌てることなく開業に向けて
準備できるはずです。