人事評価制度は必要なのか?
人事評価制度が必要か否か。それは多くの場合必要だと思います。
ではなぜ必要か。
正直なところ、ここが一番難しく重要なポイントです。
理想で言えば、「社会主義」や「共産主義」が実現できれば良いのかもしれませんが
現状の世界では、その理想は実現できず、その道に進んだ国は
別の道を模索するか転換していると思います。
あの中国でさえも、徐々に資本主義(経済)へ政治は共産主義ですが・・・。
何が言いたいか。
人が成長する上で、皆が平等に成長して、平等にお給与も増えて
平等な幸せを手に入れるなんてことはかなり難しいこと。
10人いれば、10人各自の特徴があり、それぞれの得意分野もあります。
いち早く興味を持って仕事に取り組む者もいれば
他者を見て、やる気になる者もいます。
つまり、成長するスピードに個人差が生じます。
であれば、その人の行動にあった(成長スピード)評価をつけることが
社会での公平性を保つものだと思います。
また、会社側からしてもどのように成長してほしいか
評価制度を通じてメッセージを送ることができます。
難しく重要なポイントはここです。
公平性を保つことと会社側のメッセージを送ることの2つです。
いくら良い評価制度や評価シートがあっても
使いこなせていなければ無意味ですし評価される側も逆に不信に感じることもあります。
それならば、評価制度なんていらない!!と思う気持ちも分かります。
でも、「組織」ならば絶対に必要なことです。
会社が成長するためには、従業員も一緒に成長しなければ実現は難しいでしょう。
評価制度には、昇格・降格、昇給・降給もあります。
努力した結果が、反映されるものあり、またそれが本人のモチベーションにつながり
会社への成長に繋がるのです。